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有限会社旭無線パーツセンターは、本州最西端の下関市にある電子部品専門店です。

LANケーブルリールの接続例

多数のケーブルを簡単収納◎ケーブルキンクの予防◎長いケーブルを素早く片付け
■■LANケーブルリールの用途と取扱い例■■

LANケーブルリールの取扱い例とQ&A…←ここをクリック

■LANケーブルリールの用途■

★延長用としてのLANケーブルリール
 パソコンをはじめ計測・制御・監視など、サーバー保守や仮設・移動を伴う用途で、
LAN接続口からパソコンやルータまたは、スイッチHUBまでの接続距離が長い場合、
及び、LANケーブル経由で電力供給するPoE対応のカメラなどを利用する場合、
必要な長さのLANケーブル1本をストレスなく引き出しや捲き込みして使用します。
  *LAN-050型(写真)ではLANケーブルを50m、LAN-100型では100mを巻き込みできます。(*収納量基準ケーブルは、UTPケーブル・単線0.5o4対/CAT5e、ケーブル径5.1φです。)

▲セットは簡単、LANケーブルをクランプして巻き込むだけ▲
 (巻き始めから終端まで鋭角な曲げが生じない構造です。)

★分配用としてのLANケーブルリール
 パソコンをはじめ計測・制御・監視など、仮設や移動を伴う用途で、LAN接続口または、スイッチHUBから複数のパソコンやPoE機器に接続する場合、及び、LANケーブル経由で電力を供給するPoE対応カメラなどを利用する場合、複数のLANケーブルをカラミやストレスなく保護して、簡単スッキリ分配します。
   *これまで煩雑だった多数のLANケーブルの布設がごく簡単に引き出しでき、使用後は即座に巻き込みして後片付けが出来て抜群の作業省力になります。

▲スイッチングHUBやPoEインジェクターをセットしておけば即座に使えます。▲

★ケーブルの保護と保管
 緊急の防災通信構築や施設設備のメンテナンス・点検・計測、遠隔地の観察・監視など、移動や仮設目的で、LANケーブルを素早く、布設接続したり収納移動するリールです。LANケーブルの布設・後片付け・保護・保管においてもキンクやキズ・汚れを防いでLANケーブルのカラミ・捩れ・嵩張り・曲がり癖・潰れを防ぎ保管の面からも安心です。
 *LANケーブルを布設作業するときの引き出しと巻き取りがとても簡単になるほか、LANケーブルにストレス無く収納できて特性を維持できる面からも安心です。

▲シンプルな構造で取扱い簡単、大口径とスポンジクッションの効果でケーブルへのストレスを防ぎます。▲
(LANケーブルはプラグ成端済のコードを無理なくセットできます。)

★LANケーブルの特性低下の予防
 階上や地階、大型設備の試験など、垂直方向や空間にケーブルを長く引き渡す場合は、引張荷重に注意が必要。
LANケーブルの自重により、ケーブル固定部分にストレスが集中し突然のエラー発生で大事故に繋がりかねません。
長期間LANケーブルを布設しておく場合は、パイロットロープや補強ワイヤーなどを使用する安全対策が必須です。
    ▲補強ロープの使用例、縦方向に布線する場合は、引張荷重に注意が必要▲
(垂直方向の布線ではプラグの接続部分の補強に注意)

★リールの姉妹品
LANケーブルリールは、使い勝手の良さでお馴染み "青い電線リール"の姉妹品です。 
このほかLAN回線構築の一括収納ボックス:LANリールトランク などもあります。

■LANケーブルリールの接続例■
 無線LANでは防ぎきれないノイズや不正アクセスへの防御対策のほか、LANケーブル経由で電力も供給できるPoE対応機器を利用することで、PoE対応LANスイッチからPoE対応無線LANアクセスポイントに給電したり、ネットワークカメラや計測機器のほか、IP電話機などのPoE対応機器が、AC電源なしの場所であってもLANケーブル1本の接続のみで、電力供給と通信接続が簡単にでき、且つ無線による情報漏洩防止ができます。

 無線LAN で必要な情報漏洩セキュリティ対策は、「不正に侵入させない対策」と「無線傍受による盗聴(閲覧)の防止」です。しかし、無線LANではシステムの管理や設定で“不正な侵入防止対策”はある程度可能ですが、“無線傍受”の通信エリア内では故意による不正傍受を防ぐことはできません。 情報管理が重要な状況においては、無線LANによる複数の機器間通信は行わず、個々に有線LAN接続でセキュリティ対策する他ありません。 また、防犯や映像管理カメラでも“壁一つ隔てて丸見え”の危険から、無線傍受の防止対策が必要です。これらの場合の多くは、電源とLAN配線工事の煩わしさをPoE給電LAN接続することで、セキュリティ対策とコスト削減が同時に解決できます。
 
ネットワークカメラなどの設置例:上図のHUBをPoE対応LANスイッチとした場合、LANケーブルで接続したパソコンなどをPoE対応のネットワークカメラなどに置き替えることで、個々に電源配線なしで様々な機器に給電できるので設置工事が簡単。電源コンセント無しの場所でも防犯や見守りカメラが、LANケーブルのみの布線で使用でき、死角の生じない撮影ができます。

■LANケーブルのセット方法■
(ex:延長使用の場合・di:分配使用の場合です。)
 @リール上蓋のケーブル穴(a)に必要本数のケーブルを通す。
*使用目的に応じてケーブル布設例とケーブル収納量の組み合せは下表を参照してください。
 Aケーブルクランプ(b)で、LANケーブルを必要な長さで固定。
*di:接続機器を裏返した状態でケーブルのプラグを差込接続してから、ケーブルを整えてクランプを固定するとLANケーブルが奇麗に並びます。
(ケーブルの固定後に接続機器をリール上に載せると取り外さないで作業できます。)
B巻き込み方向は時計回りです。ケーブルの巻き込みを確認しながらツマミ(c)で廻してください。
*di:はじめて使う時はケーブルの曲を直し、キンクの痕跡が無いことを確認して平行に並べた状態で巻き込みします。
*注:キンクとは、ケーブルが輪の状態で強く引かれて鋭角に折曲がることで瘤ができて、特性不良の原因になります。(LANケーブルのキンクはツイストペアが崩れ致命的な特性劣化を引き起こします。痕跡あるものの使用は出来ません。)
Cケーブルの引き出しは、リールを平らな床面に置き、端末から30p位の個所を持って引きます。
 複数のケーブルの場合は、必ず全てのケーブルを一纏めにして持って同時に引き出します。
*ex:長いケーブルや垂直配線の場合は、補強ロープを共に巻き込みして保護する事をお奨めします。
 補強ロープの取り付け時は、リール本体中心部の締付けナット(d)を取り外す事で簡単に分解できます。
DLANケーブルの特性と取扱いについては、各LANケーブルメーカーの説明に準じてください。
*LAN接続の基礎知識や用語は、LANケーブルの取扱いと注意やQ&Aなど、webページをご覧ください。
*LANケーブルとコネクタ等の端末(成端)加工は、 組み合わせと加工精度が通信特性に大きく影響します。

 ■ケーブル布設例と収納量 ■
LANケーブルリールへの巻き込み本数と長さは、LANケーブルの太さと屈曲性が基準範囲内であって、その合計長さがリール の収納長さの範囲内てあれば使用できる事になります。
 しかし、LANケーブルの通信特性(CAT規格)が同じであっても製品によっては、物理的詳細仕様が異なるので注意が必要です。
 また、LANケーブルを複数本巻き込みして使用する場合は、同じ長さのケーブルにすることで扱い易くなります。
巻込み使用するLANケーブルの【比較基準】は、UTP屋内用LANケーブルでカテゴリ5e太さ5〜5.5o程度を基準としています。
PoE対応機器接続には、必ず指定のカテゴリと接続typeを遵守してください。 (現在CAT-5eでペア芯線0.5o以上のケーブル)
屋外用やカテゴリ7(二重シールド)LANケーブルの収納では、基準ケーブルに比べて1/2〜1/3程度の巻込み量になります。
 ◎LANケーブルの種類とケーブル巻込み収納量の参考◎
*収納量基準のケーブルは、UTPケーブル・単線0.5o4対/CAT5e、ケーブル径5.1φで50mまたは100m及び150mです。
*例示の巻込み収納量は、 “太さ”のみによる概略長さで、ケーブルの柔軟(屈曲)性による変化は含んでいません。
 ☆LANケーブル種類
*ケーブル太さと特徴
 型名:LAN-050型
*例 (本数・合計長さ/m)
 型名:LAN-100型
*例 (本数・合計長さ/m)
 ☆基準:UTP屋内・汎用ケーブル
*太さ:5.1o/UTP/屋内用
*1本・長さ  :約50m
*2本・長さ合計:約45m
*4本・長さ合計:約30m
*1本・長さ  :約100m
*2本・長さ合計:約90m
*4本・長さ合計:約60m
 ☆シールド:ScTP屋内汎用
*太さ:6.8o/2重シールド
*1本・長さ  :約35m
*2本・長さ合計:約30m
*4本・長さ合計:約20m
*1本・長さ  :約70m
*2本・長さ合計:約60m
*4本・長さ合計:約46m
 ☆細径:UTP屋内・細径ケーブル
*太さ:4.1o/UTP/屋内用
*1本・長さ  :約60m
*2本・長さ合計:約50m
*4本・長さ合計:約40m
*1本・長さ  :約120m
*2本・長さ合計:約100m
*4本・長さ合計:約80m
 ☆屋外:UTP屋外ケーブル
*太さ:7.5o/UTP/屋外用
*1本・長さ  :約25m
*2本・長さ合計:約20m
*4本・長さ合計:約15m
*1本・長さ  :約40m
*2本・長さ合計:約35m
*4本・長さ合計:約25m
 ☆屋外:ScTP屋外ケーブル
*太さ:9o/ScTP/屋外用
*1本・長さ  :約20m
*2本・長さ合計:約17m
*4本・長さ合計:収納不可
*1本・長さ  :約35m
*2本・長さ合計:約30m
*4本・長さ合計:約20m
★上表の例示には、耐屈曲・柔軟・耐油・ロボット用などの特殊用途LANケーブルは含んでいません。
 必ず仮巻込みしての確認が必要です。
★LAN-050/LAN-100ケーブルリールには、LANケーブルは付属しません。
 ユーザー様側で電材店などから必要量をご用意ください。
★移動使用するLANケーブルは消耗品であり、使用期限の設定が必要です。
 LANケーブルの取扱いと注意説明の通り点検してご使用下さい。
★LANケーブルリールは、ケーブル巻込み収納時のストレスに配慮してありますが、取扱い時の力加減でケーブル
 寿命が左右されます。
(▲1・頻繁な用途のケーブルはなるべく撚り線タイプをご使用下さい。
 単線タイプでは柔軟性不足で断線や特性低下が早まる恐れがあります。)
(▲2・PoE機器使用のケーブルは単線タイプの使用です。
 単線タイプの使用ではプラグ・ジャックの接続部分へのストレスと断線に注意して下さい。)
★LANケーブル及びLANリールの構造、機構、仕様などは恒久的なものでありません。
 常に予告なく改良、変更および中止の場合があります。

★LANリールの使用場所と注意
 LANケーブルが多くてもスッキリ布設できます。

 ▲LANケーブルが集まる場所は、ノイズと通風に注意▲
☆室内で床に置いて使うものですので、LANケーブルリールの設置条件は埃や砂が付着しない室内の平らな床面です。LANケーブルリールの傍には、必ずスイッチHUBやPoE接続機器などが置かれ多くのケーブルが集中して繋がれるなど、周囲のノイズや温度の影響を受ける環境ですので、他の電子機器や電気機械からはできる限り離して設置してください。

☆有線によるLAN接続はパソコンに限らず、計測制御機器 ・セキュリティ装置 ・試験実験監視装置 ・警報警戒装置など、機器の設置環境などから無線LANで対応できない場所をはじめ、ノイズの多い工場内や情報漏洩防止対策など、セキュリティの面でも重要であり、更にPoE仕様の場合は電圧降下の問題から、布設距離やケーブル特性に注意が必要です。スイッチングHUBなどを介して多くの機器に分配接続する事は、布設したLANケーブル配線の一部にトラブルが発生しますと、その設備やシステム全体に影響しますので、LANケーブルの布設・設置・接続では「LANケーブルの取扱い注意と基礎」などの知識や注意とともに、接続使用する機器それぞれの詳細仕様内容の整合確認をもって作業される様お奨めします。

☆リールの大きさ・・・型名:LAN-050・・・ 直径295φ・高さ115mm・重量700g(ケーブル含まず。)
            型名:LAN-100・・・ 直径335φ・高さ125mm・重量950g(ケーブル含まず。)
 *LANケーブルリールの型式によっては、掲載写真と外観や構造、及び、サイズが若干異なります。
☆開発製造・・・・・ 有限会社バンセイ/有限会社旭無線PCによるA&B共同開発製品です。

■LANケーブルリールとPoE機器について■
建設現場の状況監視カメラなど、作業の進行に伴い頻繁な設置場所替えが必要な場合、カメラへの電源供給やLAN 接続の仮設配線工事には、あまり時間とコストが掛けられないうえ、素早く簡単に設置できて確実な動作が必要です。  ここでは、カメラなどをPoE対応機器に接続する場合に於けるLANケーブル布線の注意事項です。
★1. LANケーブルの特性:必ず指定カテゴリ(5e)以上の同一メーカー品を使用。
 ☆PoEでは、ケーブル芯線の導体抵抗の影響から特性を揃えておく必要があります。
★2. 中継点の制限:スイッチやOT等と接続機器間に接続(コネクター)点は設けない。
 ☆フィルターや避雷器を経由した接続では、伝送距離が短くなる場合があります。
★3. LANケーブルの長さ:最大延長可能長さは、規格内の試験環境条件です
 ☆近接するケーブルやノイズの影響で、伝送距離や通信速度が変わります。
★4. 温度環境:LANケーブルの試験条件は20℃です。 温度が特性に影響します。
 ☆設置計画は、諸規格の試験条件に設置現場の環境条件を加えて計画します。
★5. ケーブルは引出して使用:通電中は放熱とノイズ対策から引き出して使用。
 ☆特にPoE仕様は電流が多く流れるので、LANケーブルの放熱と中継接続に注意。
★6. 曲げ潰し引張り禁止:移動する用途には、LANケーブルリールで保護が必要。
 ☆LANケーブルへのストレス回避には、屈曲径が大きく衝撃低減への配慮が必要。
★7. 動作中の脱着:通電動作中はケーブルコネクターの抜き差しを行わない。
 ☆特にPoE機器使用時は、大きな電流が流れるので接触ノイズが発生し易い。
★8. 動作中の放熱:PoEインジェクターやスイッチ装置による温度上昇対策が必要。
 ☆PoE給電装置は、機器の温度上昇が起き易いので、放熱方法に配慮が必要。
★9. 屋外の使用条件:LANケーブルやコネクターの多くは、屋内用途向けです。
 ☆雨や紫外線への保護が必要です。 PF保護管や防水BOXによる保護が必要。
★10. 一纏めで移動:写真例の通り、機器とケーブルを纏めて移動するのが最適。
 ☆理由は簡単、LANケーブルへのストレスが最も少なく取扱いできるからです。

監視や撮影などの仮設準備で問題は、電源の確保です。
LANケーブルリールは多目的使用できるので、必要な本数のケーブルをセットして、更にPoE対応機器を組み合わせて移動することで、データ伝送と電源の確保が、LANケーブルを接続するのみの作業で簡単に解決できます。

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