本文へスキップ

有限会社旭無線パーツセンターは、本州最西端の下関市にある電子部品専門店です。

LANケーブルの移動と静電気帯電

■■■LANケーブルの移動と静電気■■■
【LANケーブルの移動使用と静電気帯電】の問題と安全対策

■(1)移動と静電気帯電について■
ネットワーク機器設置や配線作業でLANケーブル布設時の静電気帯電問題について情報を得たのは、弊社【LANケーブルリール】ユーザ様からの問合せにおいて「展示会場で布設中のLANケーブルをスイッチングHUBに接続したとき故障(ラッチアップ?)が発生した際です。
LANケーブルを接続換えするまでは正常に動作していたので、静電気の影響【ESD】と思われる。念のため未接続LANケーブルのRJ45プラグのピンに低電圧用の検電ドライバーで触れてみたところ“両端が接続されていない状態なのに帯電している。何故!?”と言うご相談でした。

 ・・・そこで、汎用LANケーブルに限った原因不明の原因は静電奇!? について、
 (1)移動と静電気帯電について(2)静電気除電とアースについて述べると共に、現場でできる(3)安全対策ツールの実例です。

■原因不明の原因!?
 摩擦・剥離などの運動や接近・誘導により電気的に物体の極性が片寄る事を【静電気帯電】といい、極性が反対の帯電物体と接触する時に電子が移動して火花が飛び散る事を【静電気放電】と言います。
 この静電気放電は色々な弊害を起こします。 特に電子機器の誤動作や半導体素子損傷の問題を引き起こし、あるいは石油化学分野では【爆発性雰囲気】における爆発引火の引金となる場合があります。 このように静電気による障害は色々とあり、ひとくち では説明できません。

LANケーブルリールのユーザ様からの情報のほか、【LANケーブルの移動使用と静電気帯電】について、様々なアドバイスを基に安全対策と“除電ツール”別名:静電気除去ツールについてご報告します。

■これからは無線LANの時代なのに?
 本来、LANケーブルは頻繁に移動や引き回しして用いる目的には設計されていません。例えば家庭やオフィスに於けるデスクトップパソコンの場合は、一旦設置したら配置換えでもしない限り、LANケーブルを移動することは殆どありません。
 しかし、展示会場や会議場のほか工場内でパソコンやPoEネットワークカメラ(IPカメラ)を多数使用する例など【LANケーブルリール】を使わなければならないようなLANケーブル布設をはじめ、企業内のサーバーセンターの結線作業や工場で多く使用される産業用ネットワーク機器や試験・監視の入出力ユニットなど、いわゆるLAN I/Oを接続して情報伝送する場合は、多数のLANケーブル【パッチケーブル】の移動や接続替えが頻繁に行われます。
 これらは、個人用の無線LAN普及の伸びに反して、【イーサーネット】(LAN)機能の向上と共に、伝送能力・簡単な布設のほかノイズ対策やセキュリティ面からも無線LANや従来のケーブル伝送では対応 できない面もあることから、イーサーネットCAT6〜CAT7(カテゴリ7)規格の普及と共にローコストで敷設が簡単なLANケーブルの移動使用(*1)が増えています。
(*1)一時期、将来イーサーネットCAT6は無線LANや光ケーブルの普及で使われなくなる?などの声もありま したが、その後CAT6⇒CAT7⇒CAT6Aなど、次々と高機能なメタルLANケーブルが開発されて、その情報伝達量や安全性と扱い易さなどの面から、工場や施設内の移動使用 に益々増えて います。

■何故今になって問題?
 LANケーブルの使用が個人ユースから産業・業務用に多く使用されることで、LANケーブルの接続本数が多くなりトラブル発生件数が目立ってきたこと、そして、LANケーブルの 布設距離が長くなってきたことからLANケーブルの静電容量(C:キャパシタンス)が大きくなり、それに比例して静電気帯電による放電エネルギーも大きく、ESDでネットワーク機器を損傷する危険性が高くなります。

■静電容量とESD
 LANケーブルの静電容量が何故問題なのかは、【キャパシタンス】・【静電気】・【放電】などで詳しく説明補足して頂くこととして、身近な実例では電子機器や部品の取り扱い時に、作業者が静電気障害防止用のリスト ストラップを手首に取り付けた状態で静電気を除電(放電)しながら作業しているとおり、人体には100〜200pF程度の静電容量(キャパシタンス)があり、作業や歩行によって常に発生する静電気を蓄えるコンデンサのようになっています。

■LANケーブルの静電気発生
☆自然に帯電
 新しくLANケーブルを購入したときの包装の多くが、アルミ蒸着された導電性の袋などで帯電防止されている通り、LANケーブルは未使用の状態でも静電気帯電します。これは、前述の摩擦による静電気の発生のほか、ケーブルが置かれている場所において周囲からの高電圧源や高周波機器からの誘導などによる帯電と考えられます。

☆他の帯電体に接触して帯電
 既に帯電しているポリ容器や樹脂製の袋からの取り出し、作業机や椅子・工具類のケーブルやホース・梱包のパッキンやシートなどとの接触のほか、稼働中の 複写・印刷機械やコンベヤなど、普段あまり静電気帯電を意識していない物体に瞬時でも接近や接触することでLANケーブルに静電気帯電が発生します。
このように、LANケーブルは思わぬことが原因で静電気帯電します。 また、それらの原因ばかりかその危険レベルも様々であり、且つ、その現象が過渡的であり再現が難しいことからESD対策は、危険防止のための静電気除電(放電)を励行するほかありません。

主な取扱メーカー・ブランドなど
タカチ電機株式会社
オムロン
富士電機
IDEC
パナソニック電工
三和電気計器
日本開閉器
ミヤマ
サトーパーツ
イーケイジャパン
三和コネクタ研究所
サンハヤト
ホーザン
太洋電機産業 goot
HAKKO
マル信無線電機
フジクラ
オーナンバ
冨士端子工業
大同端子製造
ニチフ
エンジニア
ノボル電機


その他多数あります

ショップ情報

定休日 : 日曜・祭日・お盆・正月
営業時間 : 9:00~18:30


有限会社旭無線パーツセンター

〒751-0844
山口県下関市新垢田西町1-2-16
TEL.
083-254-8454
FAX.
083-254-8414

info@asahimusen-p.com
→ショップ案内